《12の練習曲(エチュード)Op.10》はショパンが最初に出版した練習曲集。後に《12の練習曲(エチュード)Op.25》と《3つの新練習曲》も作曲された。
初版は1833年に発表されたが、一部は1829年には既に作曲されていた。ショパンは当時23歳で、パリのサロンでは既に有名な作曲家、ピアニストとして認知されていた。
この曲集はフランツ・リストに捧げられた。リストは超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニスト。「ピアノの魔術師」と呼ばれ、どんな曲でも初見で弾きこなしたといわれている。
しかしそんなリストでも、このショパンの《12の練習曲 Op.10》だけは初見で弾きこなすことができなかったと云われている。その影響で彼はパリから突如姿を消してしまい、数週間後に全曲を弾きこなしショパンを驚嘆させたことから、ショパンが同曲を献呈したという話がある。
総演奏時間:約33分30秒
楽譜(PDF形式)
個別無料楽譜
- 第1番 ハ長調『滝』
- 難易度:SS+
- 第2番 イ短調
- 難易度:SS
- 第3番 ホ長調『別れ』
- 難易度:A+
- 第4番 嬰ハ短調
- 難易度:SS
- 第5番 変ト長調『黒鍵』
- 難易度:S
- 第6番 変ホ短調
- 難易度:A+
- 第7番 ハ長調
- 難易度:S
- 第8番 ヘ長調
- 難易度:SS
- 第9番 ヘ短調
- 難易度:S
- 第10番 変イ長調
- 難易度:S
- 第11番 変ホ長調
- 難易度:S
- 第12番 ハ短調『革命』
- 難易度:S+
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